MediWeb, Inc.

報道関係者各位
プレスリリース
2009年11月18日
株式会社メディ・ウェブ

医療界初の大規模SaaSモデル、臨床検査会社向けにサービス開始

株式会社メディ・ウェブ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐竹 隆「以下、メディウェブ」と いう)は、株式会社ネオジャパン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 齋藤 晶議「以下、ネオ ジャパン」という)と提携し、臨床検査企業向けに同業界としては初めてSaaS(SoftwareasaService) モデルにて、全国の医療機関や病医院への臨床検査情報の提供サービスを開始致しました。

従来臨床検査の受付・報告業務は、そのほとんど全ての作業を人的な作業で行ってきました。その 結果、考えられるヒューマンエラーや時間・リソースの無駄の削減、情報セキュリティ対策は、臨床 検査会社にとっても、医療機関にとっても大きな課題でした。

今回、クラウドコンピューティングを活用した「SaaS モデルでの臨床検査の受付・報告業務サービ ス」を利用することで、臨床検査会社と本サービスを利用する多くの病医院は、各病医院にあるクラ イアントマシンの環境に影響されず、既存の環境を有効活用できることが出来、初期投資を大幅に抑 えながら、かつ従来の既存業務コストやシステム運用コストを大きく削減することに成功しました。

さらに、今まで保存メディアや紙で行っていた医療機関、病医院と臨床検査会社各拠点間の検査受 付データ及び報告データのやり取りは、極めてセキュアな環境で、安心かつ簡単に、よりリアルタイ ムに行えるようになり、検査結果を病医院と患者のもとへいち早く届けることが出来、早期の処置・ 対応が可能となりました。

一方で、今まで課題とされていたヒューマンエラーや時間・場所的な障壁を取り除き、大幅な業務 効率と業務の正確性をも実現できました。

なお、本サービスは、株式会社ネオジャパンが提供中の SaaS サービス『Applitus(アプリタス)』の 1 アプリケーションである「desknet’s DAX Extra(デスクネッツ ダックス・エクストラ)」を基に、 ユーザ・インターフェイスやデータ処理、基幹システムとの連携の面で新たな機能をカスタマイズし、 医療情報の交換用ツールとして作り上げました。さらに今回のサービスの運用にあたっては、総務省 より 2009 年 7 月に開示されている「ASP・SaaS 事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガ イドライン」に準拠した運用体制を構築した他、データセンター事業者である株式会社IDCフロン ティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 真藤豊)とも協力することで、従来のSaaSよりもより レベルの高い「医療情報の取り扱い向けサービス」として総合的な運用を行っています。

今回の大きな成果を基にメディウェブは、親会社である株式会社日本アルトマーク(本社:東京都中 央区、代表取締役社長 楊 浩勇)のメディカルデータベース(MDB)の施設情報と連携させ、トレーサ ビリティの精度・安全性・情報管理を向上させ、今後同サービス基盤を活用した新しい医療情報サー ビスへの拡大・拡充へ取り組んでまいります。


※掲載内容は発表当時のものです。価格、仕様、サービス内容など現在と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。