サービス内で使われている主な用語について
・IVR
IVR(アイブイアール)とは、Interactive Voice Response(音声自動応答システム)の略です。電話を使って自動的に音声案内を行い、ユーザーの入力(音声やプッシュボタン)に応じて適切な対応をするシステムです。
📞 IVRの基本的な仕組み
電話をかけると自動音声が応答
例:「◯◯へのお問い合わせは1を、××へのお問い合わせは2を押してください」
ユーザーが電話のキーや音声で操作
プッシュボタン(DTMF信号)や音声認識で入力
入力に応じた対応が自動で行われる
オペレーターに接続、録音メッセージの再生、予約システムと連携など
・ボイスワープセレクト
「ボイスワープセレクト」とは、NTT東日本・西日本が提供している電話の転送サービス(着信転送サービス)の一種です。
NTTでは「ボイスワープ」と「ボイスワープセレクト」のふたつの種類があるため、概要にて詳しくご説明いたしますが、特定の電話番号からの着信について、『転送するか/直接つなぐか』を選べる設定が可能な『ボイスワープセレクト』のご契約をお願いしております。
📌 ボイスワープセレクトの概要
「ボイスワープセレクト」は、固定電話にかかってきた電話を、あらかじめ登録した別の電話番号(自宅・携帯・会社など)に自動的に転送するサービスです。
NTTのほかにも光電話(OCN・au・ソフトバンク等)がございます。
ボイスワープを利用するには、お使いの電話回線の種類を確認していただきボイスワープセレクトの申し込みが必要です。
また、下図のように、クリニックの電話番号にかかってきた電話を、音声ガイダンスが流れる専用の050番号へ自動で転送するためには、『ボイスワープセレクト』という転送サービスのご利用が必要です。
※2の項目のように、050からクリニックへ転送する場合もございます。
例)音声ガイダンス「スタッフと直接お話しされたいかたは2番を押してください」など
その場合は、050番号からクリニックに電話をかけると、音声ガイダンスが流れてしまうため、050番号からの着信は転送せず、直接クリニックで受けられるように、『ボイスワープセレクト』のセレクト機能を使って直接着信するに設定いただく必要があります。

・IVRシナリオ
電話をかけてきた人に対して、どのような音声ガイダンスを流し、どう案内・分岐させるかを設計した流れ(台本や構成)のことです。いわば、自動音声対応のフローチャートです。
・冒頭ガイダンス
電話をかけたときに最初に流れる自動音声の案内メッセージのことです。
例:クリニックの冒頭ガイダンス
「お電話ありがとうございます。〇〇クリニックです。
診療予約の方は1を、変更やキャンセルは2を、その他のお問い合わせは3を押してください。」
・時間外アナウンス
基本設定で音声ガイダンスを流す時間帯を設定いただけます。
時間外に電話をかけた際に流れる自動音声の案内メッセージのことです。
・ウィスパリング ガイダンス
転送先で電話を取ったときに再生する音声を選 択できます。
例: 「予約確認からの着信です」
・階層
IVRシステムにおける「シナリオの階層」とは、音声ガイダンスの中で選択肢に応じて分岐していく構造(ツリー構造)を指します。
これは、お電話をかけてきた方が最初の案内から徐々に目的の情報などたどり着くための階段状の流れのことです。